かつては大根を育てていた山畑だった場所もある、地域の方々の暮らしと繋がっていた山林。現在では手入れをされる方も減ったことで、下層まで光が入らなくなってしまっている場所が見受けられました。
この地に限らず、多くの山林は細かく所有者が分かれている場所がほとんどです。
中には、山林土地を相続はしたものの、ご自身の山の場所が分からない所有者様も多くいらっしゃいます。
柳沢林業では、そんな所有者が複数に存在する山林をまとめ、計画的な整備を進めて森林の持つ機能を十分に発揮させることを目的として、「森林経営計画」というものを作成しています。
その土地の環境を調べて適した施業方法を選択し、5年を一期とする計画を立て、それに基づいて森林を整備していきます。
この地には生育している樹種が比較的多く、たくさんの動物も生息している豊かな環境でした。
木を間引いていく「間伐」を行いましたが、場所によっては通常よりも間伐率を低くし、モモンガの棲みかになっている立ち枯れ木を残すなど、生態系に与える影響を少なくするよう配慮しました。
島々山林団地
所在地長野県松本市安曇島々谷
実施年月
2023/
4
プロジェクト
概要森林経営計画に基づく間伐作業