わかばやしです。
先週末、京都の宇治にて菌根菌の研修会に参加してきました。
講師は菌根菌分野の研究、活用などで活躍の一流どころの先生ばかり。
一流のバイブレーションをしかと感受して参りました。
根っこに見えているうち、茶色いものは根ですが白いものは菌根か菌糸です。
植物の根だけでは吸収できない遠くの養分や水分を運んでくれます。
菌は養分や水分を、植物は光合成生産物を交換し合いお互いに共生関係が結ばれています。
小川 眞先生の講義は、「土の生態」というタイトルで「土」という字の字源から始まりました。
見えないけれど土の中には、小動物、昆虫、菌類、種子など命がいっぱい。
「土の生態」、土が生きているってこと、感動しました!
キノコの兄弟の足元をめくり、菌糸の観察
大先生と観察会、白熱
落ちた葉はあまり風で飛びません。
理由はキノコの菌糸で縫い付けられているからでした。
キノコと黒い菌糸が見えますか?
白色腐朽を起こすカワラタケ。
人から見たら腐るでも、キノコにとっては「お食事中」
食事は賑やかな方が好きなタイプのようですね。
以上、菌根講座の報告でした。
今年の冬も菌根菌を活用した樹勢回復施業を予定しています。
真剣に「土」や「樹木」に向き合いたいと決意した研修会でした。
わかばやし