小谷へシナノキの樹皮を取りに

2019.07.15

みなさま、こんにちは

すっきりとした晴れ間が見えない、今日この頃そんな中の晴れ間、
長野と新潟の県境にあります小谷(おたり)へ。

安曇野にあります呉服屋さんからの依頼で、シナノキの樹皮を採取するべく、
4人の精鋭(代表の原、事務方の勝野、林業女子川本、ニューフェイス堀内)が、
行って参りました。

と、こんな感じで、樹皮を採取。
今回、呉服屋さんが、しな布で帯を作っていた文化を
再現しようと樹皮採取となりました。
最終”しな布”になるわけですが、
その工程と仕上がりが、とても気になります。

しな布
日本各地では、縄文から弥生時代から山野に自生する科(しな)、楮(こうぞ)、葛(くず)などの草木から取り出した繊維で糸を作り、その糸を織り上げ、衣装や装飾品として利用されていた、との事。
シナノキ科シナノキ属である「シナノキ」、「オオバボダイジュ」または「ノジリボダイジュ」は、縄文時代より、日本海側や東北地方の山野に多く自生している植物で、
山間部に生育する「シナノキ」の樹皮から、靱皮(じんぴ)を剥ぎ取り、その繊維を糸(しな糸)に加工し、布状に織り上げたものが「しな布」になる、との事です。
 

写真:かつの
編集:きたおか

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