みなさん、こんにちは。ブログアップひさしぶりのふじさわです。
信濃毎日新聞さん、松本平タウン情報さん、市民タイムスさんに記事にてご紹介いただきましたが、今月15日に「里山フォーラム」というイベントを開催いたしました。(詳しいお話は、次のブログでアップします。)
今回は、その前段となる、里山調査のお話です。
9月20日、当日は、台風接近・鬼気迫る中での調査。
おそるおそる山に入りました。
東京農業大学の上原教授、山川草木・山仕事創造舎の香山さんとともに、この筑北村東条・高畑の里山を知ることを目的に、地域の方や関係団体とともに、調査に入っていきました。
里山らしく、山の中には、祠や、たき火、薪窯の跡らしきもの、畑跡の石垣、ふるい道型などを見ることができます。かつてそこにあった暮らし、人が山に入ったであろう痕跡がそこかしこに、たくさんありました。(あとで香山さんの調査でわかったことですが、1970年代ごろまで、畑があったことが空中写真で判明。)
「環境指標生物」とも呼ばれる「地衣類」の「ウメノキゴケ」。彼らが自生しているということは、ここが空気が綺麗な場所である、という証拠。(標高が高いエリアで多くみられるそうです。)
台風による嵐の予兆を感じながら、雨脚の隙間をぬって、山頂(標高884m)まで踏破。山麓との高低差は、およそ100mと、なかなかの斜面を昔の人が使った古道を散策しつつ登ってみると、対岸の村落が見え、気持ちよく外周を一望。この山の特徴である、岩石が表出している箇所もそこここに。(ここで畑をやっていたのかと思うと、たかだか50年~100年前にもかかわらず、先人の健脚ぶりに驚く。)
どうにかこうにか、 台風直撃前に、無事に山を下り(さむかった~!)、公民館をお借りしての上原先生からの「森林療法」レクチャーを受ける。全国各地で行われている森林の健康活用の事例をご紹介いただく。(長野県は、森林療法の先進地域!)
単に、森林は健康に良い、ということではなく、西欧での事例や、人間の身体に与える影響を具体的な統計データに基づき、大変説得力のあるご説明をいただきました。
先生のすごいところは、自ら動き、実践方法を披露する点。そして、ウイットにとんだお話しで皆をひきこむのである(「疲れた役場の職員」などの名フレーズ!)
最後に、スギやヒノキ、広葉樹たちの葉っぱを用いた『芳香蒸留水づくり』の実践も。みんな興味津々で、楽しく嗅いでいました。うーん、勉強になります。
さて、イベント当日はどうなるかな?お楽しみに!と言いたいところですが、既に開催終了にて、その模様は次のブログで報告します~!
ふじさわ