5月の晴れた土曜日、
田んぼに映る青い空、セミの声、蛙の声
長閑な里山の風景に突如現れた馬・・・!
漫画『北斗の拳』に出てくるラオウの愛馬を彷彿させる風格。
重いものを牽引するのが得意な馬、ばん馬です。
風景にとけこみ、なんだか懐かしく美しい存在感を放ちます・・・
小林畜産さんのご協力のもと、遂に『馬搬』が実現しました!
活躍してくれたのは小林畜産さん生まれの「ちびちゃん」と
(十分大きいですが、輓馬にしては小さいそう)
北海道のばんえい競馬で優勝したばかりの「やまとさん」
(ものすごい筋肉です)
※『馬搬』とは・・・
馬を使って山から木を運び出す技術のこと。
今の様に重機の無かった昔はにいたる所で見られたそうです。
しかし時代の流れの中でその技術が伝承されずに廃れていってしまい、
それに伴って馬が里山から消えていきました。
現在日本では、現役で仕事として馬搬をされている方は数名しかいません。
しかしヨーロッパ諸国では、環境に優しく、現場によっては手間やコスト面でも有利になることもある馬搬が積極的に取り入れられています。
皆が見守るなか・・・
次々と運ばれていく丸太たち。
松くい虫被害により枯れているとはいえ、
赤松の丸太が次々と運ばれて行く様は圧巻です。
余裕の表情
トビという道具を使い、丸太が転がるのを抑えるためについていく人間の方がてんやわんや
でも、みんないい顔です!
いつかは馬が仕事仲間に・・・?
動物とともに働くということが、人だけでも、動物だけでもできないことを可能にしてくれる術なのだと感じた今回。
ますます馬搬の可能性に胸躍ります!
なかの