ヤマト現場初デビューレポート

2017.03.30

小山です。

今日は先日予告しておりましたヤマトの初陣の様子をレポートしようと思います。

今までヤマトの現場デビューを心待ちにして下さっていた方、お待たせいたしました。

それでは少し長くなりますが、お付き合いください。

 

初陣の舞台となりますのは鳥居火山遊歩道。

ヤマトの小屋からはそれほど遠くないという事で、現場へは歩いて乗り込む事となりました。

早朝、前日から降った雪で一面真っ白な岡田の里山を出発したヤマト。

私もウンチ回収要員として軽トラで追走いたします!ねむい!!

雪の岡田とヤマト

見えますでしょうか、彼の雄姿が!

柳沢林業の土場が中間地点ということで、一旦休憩。

車と並んで駐車場に馬がいるという不思議

車と並んで駐車場に馬がいるという不思議

 

機械搬入との兼ね合い等をしっかり確認し、いよいよ現場へ。

 

 

準備中

馬具を装着するヤマト。今日は実戦。今までの練習とは訳が違います。

 

馬方犬飼いわく、馬具をつけるとヤマトも仕事モードになるそう。

競馬でも、馬自身が走る事が本能的に好きで、前へ前へとひたすら駆けようとする馬をどれだけ御すか、そしてどのタイミングで解き放ちその本能のままに走らせてやるかの采配が、騎手の腕だと聞きます。

ヤマトも同じで、馬具を付けたヤマトには自分が荷を引っ張り前へ進むのだという気合がみなぎります。

理由はないのです。本能ですから。『そういうふうにできている』ただそれだけです。

だからこそ馬が走る姿、働く姿は感動的なんだなぁと思います。

純粋な生命のかたまり。

私も『一木こり』として、ヤマトのようにありたいと思いました。

 『搬馬』が荷を引くように、『木こり』は木を伐る。そういうふうにできている。

 

さて、準備も整い、いよいよ現場に乗り込むヤマト。
ここで舞台となる鳥居火山遊歩道と、現場の説明を。

いいながめ

絶景の展望台。絶景過ぎて高所ニガテな人はちょっとガクブルします。

 

お花見シーズンにはこの上もないお散歩コースになりそうです。

サクラ並木編集松本にはこのような展望台やお花見スポットが各所にありまして、まぁなんといいところかと。

有名な観光スポットでないこういう隠れた名所の特集とかすごくいいんじゃないかと思います。

誰かやってくれ。

 

しかしお散歩コースとしてはとても素敵なこの遊歩道。仕事的にはものすごく木こり泣かせ。

階段

 

途中に階段があったり。

 

 

 

 

 

 

曲がりくねった道文字2

 

曲がりくねった道。細い道幅。

 

 

 

この遊歩道沿いの木を伐採し、搬出するのが今回のミッションです。

 

重機は入らないけど木は出したい。。。

リアルな話、重機が入れなくてもウィンチを使って仕掛けをすれば木は出せます。

でもこれが非常に手間がかかる。

出すのが少量ならまだしも、出してきた木を溜めておく土場との兼ね合いを考えると、今回のような現場での機械集材はナンセンス!

 

そこでヤマトの出番です!!

と言っているにちがいない

と言っているにちがいない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

馬搬①

 

 

 

いけいけヤマト!

 

 

 

 

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ゴーゴーヤマト!

 

 

 

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犬飼さん。いい顔してますね。

疲れたね

 

さすがに疲れた様子のヤマト。

 

 

 

 

 

 

それでも馬方の声がかかれば全身で踏ん張って前へ。

陽が差し午後になって雪も溶け足元はぬかるみ、皆ドロドロになって働きました。

共同作業

 

 

 

 

馬搬②

 

 

 

 

 

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IMG_2853

この日引き出したのは3㎥ほど

一日中がんばってくれたヤマト。

班長や馬方は念のため、一日では出し切れない想定で段取りを組んでおりましたが、ヤマトは見事一日で出し終えてくれました!

堂々たる初陣です!

 

 

 

 

 

ワル顔

おつかれ。ヤマト。

 

 

 

以上でヤマトの初陣レポートは終了です!

今回一緒に現場をやってみて私が個人的に思ったのは、馬搬という搬出方法がもつ純粋な可能性です。

重機にもそれぞれの特徴があってその采配で現場の作業効率が変わるように、馬搬には馬搬の搬出技術としての強みがあるように感じました。

これからはその強みが活かせるよう、 ヤマトと一緒に精進していきたいと思います。

 

それでは最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

小山

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