最近の現場
1月~3月の3か月間
柳沢林業ではしいたけ原木の生産をメインに行っています。
しいたけ原木とは?
普段皆さんがスーパーで買っているしいたけ、実は菌床栽培のしいたけと
原木栽培のしいたけがあるのってご存知でしょうか?
菌床栽培(きんしょうさいばい)・・・
菌床(オガクズなどの木質基材に米糠などの栄養源を混ぜた人工の培地)
でキノコを栽培する方法である。(Wikipedia参照)
原木栽培(げんぼくさいばい)・・・
天然の木を用い木材腐朽菌のきのこを栽培する方法で、
伐採し枯れた丸太に直接種菌を植え付ける方法である。(Wikipedia参照)
菌床栽培は人工的にハウスで行えるので、
コントロールがしやすく大量生産が可能です。
一方原木栽培は原木を置く環境を整えたり、
野外に置いた場合は外敵に狙われたりと収穫するのは容易ではありません。
しかし、木から生える原木しいたけはやはり美味しい!
厚みもあって噛みごたえあり、
何と言っても味がある!!
そんな美味しいしいたけを育ててくれるしいたけ農家さんに
原木を伐って届ける仕事も林業の仕事の一つです。
しいたけの原木をつくる上で大切なのは”樹皮”
しいたけ菌は樹皮を通して広がっていきます。
その樹皮を取らないよう伐採した木を玉切りし、
運ぶのは人の手で行われています。
これがまた重い。林業の現場では機械化がされていますが、
原木生産は丁寧に人の手で行われています。
原木生産のピークは3月いっぱい。
どんどんしいたけ農家へと運ばれていきます。
原木たちよ、美味しいしいたけを育ててね。
(はたこし)