マツの樹勢回復作業 1

2016.10.06  05:13  やなりん造園部, 未分類

先日、市民タイムスの樹勢回復の記事をアップしましたが、その後お問い合わせが多いため詳細をお知らせします。

門下振りののびるクロマツ

門下振りののびるクロマツ

 

 

 

 

 

 

依頼は、最近樹勢が弱った気がする、見てほしいとお施主様から相談がありました。

見に行ってみると確かに最上段はかなり葉の量が少なくなり、新芽の伸びも弱々しい状態でした。

中段の新芽

中段の新芽

 

 

 

 

 

最上段の状態

最上段の状態

色々とお話を伺う中で見えてきたことは、周辺環境の変化のよる樹勢の衰退でした。
お庭の環境は昔からそんなには変わってはいないのですが、周りにあった田んぼが住宅に代わったことが大きいと感じました。
昔はこんこんと水の出ていた、家の裏にあった湧水が枯れてしまったそうです。

田んぼや石組みの水路からしみ込んだ水が地下水となり湧水につながっていたと思われます。
水路や河川の護岸工事による水脈の枯れや詰まりの影響が、見えるところではこのような影響になったのでしょう。
水脈の枯れは土壌の乾燥を、詰まりはドブ化の誘因となってしまいます。
クロマツはアカマツと違い水を好むので水脈の変化は樹勢に影響したと思われます。

事前に土壌透水検査と土壌酸度検査を行いました。
結果は透水検査で、かなりの不良、酸度検査では畑側がアルカリ化しているものの、ほぼ中性と結果が出ました。

施業の計画としては、菌根菌と炭を利用しマツの根系の状態改善とゼオライトによるミネラルの供給による樹勢回復
炭と竹により土壌中の通気、透水性の向上を図ることによる環境改善としました。

当日の施業の様子は、また後日アップします。

わかばやし


大地の再生講座~信州松本結の杜づくり~見立て講座終了

2016.08.19  10:27  イベント, 未分類

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大地の再生講座~信州松本結の杜づくり~の見立て講座。
無事終了する事が出来ました。
参加くださいました皆様、ありがとうございました。

当日の参加者33名、杜の園芸5名、柳沢林業16名の合計54名での講座開催となりました。

座学では、「新しい視点に立つ環境改善」ということでお話しいただきました。
・4つの環境分類と8つの環境ファクター
・ミクロもマクロも自然は相似形
・大気圧に押されて、土壌中の空気が動く
・土の中も水と空気の循環が大切
・部分の問題から、大きな問題を丁寧にみる
・人の開発と松枯れ進行の関係
・空気と水の循環再生が日本再生につながる
・ご神木クスノキ通気排水改善工事からの学び
・木と土の関係
など、革新的な環境改善のお話しを伺うことが出来ました。

午後の現場を見ながらの見立て講座では、
・道を流れる水の分散方法
・急傾斜地の水脈の整え方
・裸地の生物環境の整え方
・水脈整備の方法
・水脈管理の方法
・そこに生きる植物の意味
・風道に沿った草刈りの実演
など、現場を踏んできた、実感のこもった講座を進行していただきました。

矢野さんが沖縄県国頭村の自然を見て感動し、再び訪れて絶望し、大地が呼吸を取り戻す方法を発見し確信して希望を持った、
その経験から紡ぎ出された言葉の数々は胸に届き、実際に行動して体験したいと思わせるものでした。

参加いただいた方々もいろんな感想を持ち帰られたと思います。
最後、参加いただいた全員の感想をお話ししてもらえなかったこともあり、もしよろしければご自分の感想をコメント頂ければありがたく思います。
頂いたコメントは矢野さんにもお届けします。
一言でもよいのでお寄せ下さい。
よろしくお願いします。

最後になりましたが、不慣れな進行や段取りでお見苦しいところもあったと思いますが、皆さんの協力のおかげで無事に終了する事が出来ました。
次回講座開催の際はもう少し円滑に運営したいと思います。

ありがとうございました。

わかばやし


大地の再生講座 〜信州松本 結の杜づくり〜

2016.08.03  11:07  お知らせ, 未分類
見立て講座現地の風景

見立て講座現地の風景

〜これから山造りをしていくための『見立て講座』~

松本市の岡田地区で大地の再生講座を開催します。
岡田地区の山林は市街地に近い立地で、天然林が8割、人口林が2割くらいの構成です。天然林の内、8割ほどがアカマツ林(70~80年生)です。
近年、松くい虫被害が急激に広がり、全てのアカマツは伐採される予定で、伐採作業は昨年度から実施されてます。
アカマツの伐採作業において、素性の良い広葉樹やアカマツ以外の針葉樹は残ります。伐採後は2割から3割ほどの上層木が残っている状態です。地面に近い下層では、実生や萌芽が繁茂する中アカシアが優勢な状況です。
岡田地区の山林は、標高650メートルほどのところに位置し、丘のような地形です。土壌は基本的には粘土質な土壌で地下水位は高く、少し掘れば水が出てきます。山すそには、果樹園や田んぼ、民家などがあり過去には牧場が経営されていた地域もあります。

田んぼ用のため池やトンネルが地下に走る環境の中、矢野さんがどのような情報や状況確認を基に見立てをされるのか…

林業、造園業、農業、建築業、土木業をされている方、里山を再生をしたい方、家の湿気に困っている方、ご自分でお庭の手入れをしたい方、自然との付き合い方を学びたい方、「大地の再生」が気になる方など…

ぜひこの機会にご参加ください!

〜参考記事~

呼吸をしている限りは、まだ間に合う。大地の再生
http://watashinomori.jp/interview/image_itv_19.html

風土を再生する〜里山整備の視点
http://watashinomori.jp/gotoact/job_vlt_05.html

【主催】
株式会社 柳沢林業
http://yanagisawa-ringyo.jp/
長野県松本市水汲1077-4
TEL 0263-87-5361
FAX 0263-87-5362

……………………………………………………………………

【日時】
2016年8月17日(水)
10:00〜17:00(※9:30受付)
【場所】
[現場] 長野県松本市岡田地区
https://goo.gl/3d8wm4

[集合場所] 松本青年の家
https://goo.gl/UHbm0F

【スケジュール】
※スケジュールは目安となります。

流れにより変動することがありますので、ご了承下さい。

09:30  集合・受付 [集合場所:松本青年の家
10:00  自己紹介・座学
11:30  現場視察
12:30頃 昼食(お昼はお弁当予約か、各自ご持参ください。)
13:30  観察、考察、見立て作業
16:00頃 まとめ
17:00頃 終了(予定)

【参加費】
5,000円

【昼食】
※お弁当を予約するか、各自でご持参ください。
お弁当 600円

【宿泊】
※松本青年の家に、前泊・後泊していただけますので、
ご希望の方はお申し出ください。
宿泊費 2500円
http://www.bsnagano.jp/seinen.html

【お申し込み・お問い合わせ】

事前に下記を明記してご連絡ください。
・お名前
・電話番号
・交通手段(自車か交通機関か)
・昼食の有無

[お申し込み先]
※どちらかにご連絡ください。
株式会社 柳沢林業
info@yanagisawa-ringyou.jp
TEL 0263-87-5361
FAX 0263-87-5362

若林 悠平(柳沢林業)
bombaxxx10@gmail.com
090-2213-8028

【服装】
作業着(長袖・長ズボン)、作業手袋、長靴、
帽子、タオル、雨具(カッパ上下)

【持ち物】
・カメラやメモ帳など記録するもの
・飲み物
・移植ゴテ、ノコ鎌などのお持ちの道具
(簡単な作業をする可能性があります。お持ちでない場合は、お貸しいたします。)

【交通】
[お車の場合]
※直接「松本青年の家」へお越しください。
松本青年の家
長野県松本市島内8880
[地図] https://goo.gl/UHbm0F
[電話] 0263-32-7743

[交通機関の場合]
JR中央線 松本駅下車
アルピコバス北市内線、蟻ヶ崎高校バス停下車
http://www.alpico.co.jp/access/matsumoto/pdf/kitasihnai20151201.pdf
※松本駅発8:56、蟻ヶ崎高校バス停9:16着で送迎があります。
ご希望の方はお申し出ください。
……………………………………………………………………..
「杜の園芸」 矢野 智徳 プロフィール

1956年福岡県北九州市生まれ、花木植物園で植物と共に育つ。
東京都立大学において理学部地理学科・自然地理を専攻する。
全国を放浪して各地の自然環境を見聞し、1984年、矢野園芸を始める。
1995年の阪神淡路大震災によって被害を受けた庭園の樹勢回復作業を行う中で、大量の瓦礫がゴミにされるのを見て、環境改善施工の新たな手法に取り組む。
1999年、元日本地理学会会長中村和郎教授をはじめ理解者と共に、環境NPO 杜の会設立。
現代土木建築工法の裏に潜む環境問題にメスを入れ、その改善予防を提案。
足元の住環境から奥山の自然環境の改善までを、作業を通して学ぶ「大地の再生講座」を開設中。

……………………
~「大地の再生講座 結の杜づくり」に向けて~
日本の各地で、傷んできた大地の再生講座をひらかせてもらうようになり、大地の再生は、関わる四者の結い作業(協働作業)によって成り立ってゆくものだと 改めて思うようになりました。
一. 杜の園芸

二. 講座の参加者

三. 講座で関わる地域(人社会)

四. 講座で関わる自然(生き物社会)

杜の園芸と参加者の方だけのギブ&テイクでは終わらない。

その学びと改善の余波は、直接流域におよび、その場とその周囲に影響し合う責任を問われてゆくことになるでしょう。

“結の杜づくり”

それは、まるで おまつりのおみこし担ぎのよう。
−− 誰かがつかれたら誰かが入れ替わり、力のある人・ない人 それぞれに力の流れをつむいでおみこしは進んでゆく。
命の作業は、あわてず、あせらず… ゆっくり急げ。
人だけが楽しむのではなく、みなが力を出し合う、ささやかな結い作業によって命はつながってゆく。

−−それは、小さな動きから大きな動きまでが連鎖してゆく自然の生態系の動き・流れそのものに重なります。そもそも「杜」の語源とは、
−− 人が森の神に誓って「この場を、傷めず、穢さず、大事に使わせてください」と祈りを捧げて、ひも(紐)張って囲った場、を意味する和語 −−
と、ある本に記されていました。

この大地の再生講座(学び)が願いや想いだけにとどまらず、具体的な大地の要である水脈機能(大地の空氣と水の循環)を回復するための、人と自然との協働作業(結)として一歩一歩つむがれてゆくことを願い、今年もスタートしていきたいと思います。

杜の園芸 矢野智徳
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マツの樹勢回復 酵素資材

2016.07.21  09:53  やなりん造園部

わかばやしです。

今年の春よりマツの樹勢回復資材として新たに試用しているものがあります。
炭と併用し、試用していますが、効果の実感があります

酵素資材は即効性が期待できるので、炭との併用で樹勢回復に効果を発揮しそうです。

資材を収めてくれている方がブログをアップしてくれたので、リンクを貼ります。 ご覧ください。

http://koike.main.jp/blog3.html

わかばやし


馬力注入

2016.06.27  05:49  お知らせ

岡田地区に馬力注入するための準備がチャクチャクと進んでおります!

柵作り

柵作り

 

松本、岡田の風景や暮らしをもっと素敵に!

馬屋作り

馬屋作り

わかばやし


マツの樹勢回復

2016.06.15  04:54  やなりん造園部, 未分類

暑くなってきました。

松本の空は夏のような雲がモクモクしております。

暑くなるのに伴って、マツの松枯れも進行しています。

松本の山は、見ればため息が出るほどの松枯れの進行具合です。

山の松は無理でも、街場や里のマツは救いたいとの思いで取り組んでいますマツの樹勢回復作業が地元新聞の「市民タイムス」に掲載していただきましたので報告します。

市民タイムス 6月4日

人間も腸の中で微生物と共生しています。

マツも根で共生関係にある菌類がいて、樹勢維持や促進の手助けをしてくれています。

今回は、松本微生物研究所の菌根菌資材を利用し樹勢回復の施業をしました。

大事にされてきたマツを傷つけることなく施業できます。

マツが元気になることは松枯れ予防になると思います。

 

わかばやし

 


水辺のマルシェ 出店ご報告

2016.06.06  08:42  お知らせ, イベント

ブログをご覧の皆様始めまして。
今年から柳沢林業に入社しました、小山由紀子です。
普段は現場におります今流行りの林業女子ですv

特にアウトドア派ではないですが、体を動かすことと植物採集は大好きです!
今後ともよろしくお願いいたします。

さて、本日は先週日曜日なわて通りにて開催されました『水辺のマルシェ』の事を書かせていただこうと思います。

『水辺のマルシェ』についてはHPがございますので、「まだ行った事ないわ!」という方は是非のぞいてみてくださいませ。
名前のとおり、風に揺れる柳が涼やかな水辺と昔懐かしい小さな通り沿いに楽しいお店が並ぶマルシェです。

この『水辺のマルシェ』に今回、林友ハウス工業さん、アトリエm4さんとともに『ソマミチ』として出店させていただきました。

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その名も『木こりの山商い~ソマミチ~』

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木工製品や山で採れたものを取り揃え、雑多ながらも山の魅力満載なお店になったのではないかと、自画自賛v

お店の細部も写真で見ていただきたいところなのですが、ありがたいことにあまりの忙しさに写真をとるのもままならず!!

ここで、お店に並びました商品のご紹介を少しだけ。

積み木

赤松の松食い虫被害材を使った林友さんのオシャレな積み木。
無塗装の木ならではのさわりごこち、完成番は箱付き。贈り物にピッタリ!
小山的には、オブジェとしてもすごく素敵だと思っております。

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m4さんのお皿と小箱。こちらも被害材。ブルーの柄が水墨画の薄雲のような風情だと思いません?うっとりながめていたくなる作品です

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鹿の角のボタンメイドインやなりん。

この他にも様々な物が並びました『木こりの山商い』。次のマルシェは9月とのことですので、また次も山のお宝ザクザクご用意しまして皆様のお目にかかれるよう、収集にはげみたいと思います!それでは!しーゆーすーん⭐

小山


ソマミチツアー 続

2016.05.31  03:53  お知らせ, イベント

みなさん、こんにちは。ふじさわです。

今回は、前投稿に引き続き、ソマミチツアーについてご報告。

信濃毎日新聞に取り上げていただいております。

記事は、こちら

16529 記事 160529 記事(2)

当日は、私も参加させて頂きましたが、山仕事創造舎/香山代表の解説により、カラマツが信州で多くみられる歴史的経緯がよく理解できました。

「カラマツはもともとは高山性の植物」「八ヶ岳山麓などの厳しい環境で生きてきたが、人間たちが標高の低い、より条件の良い場所で植栽したところ、著しい成長が見られた」「それにより、植栽が広がり、丸太のままだとすごく丈夫で使えるため建築用構造材、地固めの為の杭や、電柱としての用途を目的に昭和30年ごろにどんどん植えられた(信州の川上村はカラマツの苗木の一大生産地として栄えた)」「しかしながら、時代が進むにつれ電信柱や構造材は、木材からコンクリート等に取って代わられ、半世紀前の人々が想定していた用途での活用は広がらず、現在に至る」「スギ・ヒノキが7~800年の歴史がある一方、植栽が始まり、林業的なかかわりが持たれてから、100数十年と歴史は浅い。」「カラマツと人間との付き合いはこれから。もともと厳しい環境で育ってきたので、温暖な気候では成長も早く、枝が出やすい生命力のある木。伸びて一定の太さがあれば、災害に強い木」「カラマツの造林も復活しつつあり、スギ・ヒノキとは違った特性を活かせば、カラマツならではの使い方、かかわり方が今後広げられるのでは」とのことでした。

前の投稿で文才・ナカノ氏も、書いておりますが、当方でも心に残った香山さんの言葉をメモ的に書き起こしてみました。(こぼれ話ですが、一方でアカマツはもともと松本に生息していた木のようです。同じマツでも辿ってきた歴史や、性質は全然違うのが、面白いですね。それにしても香山さんお詳しい・・・・・・)

今後もソマミチツアーは続いていきますので、リポートお楽しみに。

最後に『ソマミチニュース』もつけておきますので、

良かったらご参照くださいませー!!

160529 ソマミチニュース

畑を耕し始めた ふじさわ